..........生活習慣病と病気の違い..........


生活習慣病とは、食生活や運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣によって引き起こされる病気の総称です。


第二次世界大戦後、わが国の主要死因及び疾病構造は急激に変化し、結核、肺炎などのうつる病気(感染症疾患)から、がん、心疾患、脳血管疾患などの作られる病気(いわゆる成人病)に変化してきました。

 

以前は「成人病」の発症や進行には、加齢によるものが多いと考えられてきたのですが、生活習慣が大きく関与していることが明らかになっています。つまり、 成人の慢性病はある日突然発症するのではなく、若いころからの食生活や運動、睡眠、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣を長年にわたって不適切に積み重ね た結果、発症することが多いのです。

 

そして乱れた生活習慣の結果、子どもにも「成人病」と同じような症状が増えたため、生活習慣によって起きるということを広く理解してもらうという意味を込めて、1996年(平成8年)に従来の成人病から「生活習慣病」と名称変更されました。

 

生活習慣病(成人病)を予防するためには、正しい知識を得て、正しい生活習慣を身につける意識を持つことが大切です。

インフルエンザや結核などの病気は、感染から防ぎようのない場合もあります。

生活習慣病は、お隣の人からうつりません。

生活習慣病は不摂生な生活習慣から自分で作ってしまう病気です。