このように平均寿命と健康寿命の差が開いているという事は、平均寿命が延びても不健康で介護が必要な期間も延びているという事です。それらは家族介護による心身の負担だけでなく、経済的負担も招きます。個人だけの問題にとどまらず、医療費や介護費用の増加は日本社会の深刻な問題にもなってきています。今後さらに日本は少子高齢化が進むといわれています。
若者だけで高齢者を支えることはますます困難となっていきます。
一人ひとりが自立して幸せな人生を長く過ごすことは、健康寿命を延ばし日本社会を支えるためにも大切なことと言えると思います。